訪問先
フィリピン
訪問期間
2014/03/14~2014/03/16

3月14日から3月16日までの3日間。フィリピンの青空の下で、私たち+oneプラスワン)が長年支援してきたChristian Mission Service Philippines(CMSP)の25周年を記念する式典が行われました。CMSPを支援し続けている海外の団体やフィリピンの財団の代表者、協力関係にある現地のチャリティ団体や市長、CMSPの恩恵を受けてきた大学生や社会人、元CMSP職員…多くの「CMSPファン」たちが集まる特別な機会に私たち+oneも招待いただき、4人のメンバーが参加しました。

早朝から始まる子どもたちのゲーム、各支援団体の代表者が今後の支援方針について話し合うミーティング、スピーチや表彰等が行われる25周年セレモニー、子どもたちからの歌と踊りのプレゼンテーション、食事会…。スタッフが心を込めて用意した盛りだくさんのプログラム、そして子どもたちの様子から、改めてCMSPという組織の素晴らしさ、そして+oneが共に歩んできた歴史の意味を感じることができる貴重な時間となりました。

支援者一人ひとりを温かく迎え入れるスタッフの様子や、数々のスピーチの中で話される感謝の言葉から、CMSPにとって寄付金はただの「お金」ではなく、世界中の支援者からのエールであるということが伝わってきました。そして、自分たちの活動に共感する人々からの支援に心から感謝し、「どうしたら一番良い形で子どもたちのために使うことができるか」、スタッフたちは日々考え、工夫をしながら生活しています。

このように、CMSPの支援を受けて育つ子どもたちは、支援者やスタッフ等のたくさんの人たちの愛情を受けて大人になっていきます。
「CMSPで子どもだった頃が、本当に楽しかった。」
卒業生の言葉は、その想いが子どもたちの心にも届いている。そう思わせてくれました。

土曜日の午後、CMSPの敷地内で子どもたちのために小さなお祭りが開かれました。スタッフが用意したお菓子や飲み物のブースの中に、卒業生によって子どもたちのために作られたブースがありました。子どもたちが大好きなアイスクリーム。「Ice Cream Booth」という旗が風にはためき、卒業生たちが子どもたちにアイスクリームを渡していく姿には、大変感慨深いものがありました。

長年の活動を通して、CMSPは何百人もの人生を変えてきました。+oneが毎年届けている資金は、スタッフにより大切に使われ、その恩恵を受けて育った卒業生たちは既に次の世代へ想いを繋げています。CMSPという組織と共に歩んできたことを心から誇りに思い、CMSPの一番のファンとして、支援を続けていきたい。そう感じた3日間でした。

(+one 安田 彩)