訪問先
カンボジア
訪問期間
2024/03/01~2024/03/04

2024年3月1日~4日の日程で、カンボジアツアーに行ってきました。
今年は6名の大学生を含む15名で、私たち+one(プラスワン)が支援するカンボジア孤児院「クルサー・リッリエイ」を訪問することができました!

現地ツアー初日の午前、子どもたちに会う前に、まずカンボジアの課題を学ぶ「スタディー企画」を行いました。
今年は、シェムリアップ市街地から車でワットダムナック小学校とプラダック村に行ってきました。
カンボジアと日本の教育環境の違いや、貧困を抱える村での暮らしがどのようなものか、現地の人からお話を伺いました。

カンボジアでは、将来の夢をしっかり立てることができなかったり、途中で学校に行かなくなる子がいたりといった厳しい現実もあるそうですが、私たちが見学したこの小学校は、医者になりたい、エンジニアになりたい、など、夢を持つ子がたくさんいました。
日本と大きく異なる点として、教師の数や校舎のスペースに対して生徒数が多いことから午前と午後の二部制で授業を行っていたり、
教師の給料が低く、通常の学校業務の後に学習塾を開かざるをえない現状がスタンダードである、といった点が挙げられます。
他にも、児童が思いきり走れるグラウンドがなかったり、教科数が少ないなど、多くの違う点が見られました。

今困っていることとして、幼稚園児の部屋の床の老朽化でけがの不安がある、とのことでした。
古くなった校舎などはお寺などの寄贈で修理しているそうですが、現時点ではそれができていない状況だと伺いました。
プラダック村では、屋台を出して生計を立てる人が多く、出稼ぎに行く人もいるとのことでですが、近年の異常気象の影響で、乾季に米が作れないといった状況が続いているそうです。今後、村全体が貯水池になってしまう可能性もあるとのお話を伺いました。

孤児院のお母さん、ラエムさんとお話しました!

今年もカンボジアの家族に会いに行くことができました。
+oneが支援するクルサー・リッリエイは、「ハッピーファミリー」という意味の孤児院です。
ここは、他によくある会社や組織が運営母体となっている孤児院ではなく、かつて戦争で旦那さんとお子さんお二人を亡くしたラエムさんという女性が、親戚や道に捨てられていた子どもを引き取って大切に育ててきた、大きな家族のような集まりです。
今までに60人以上の子どもたちを育て上げたラエムさんと、支援するにあたって重要なお金のことや子どもたちのこと、それから彼女がこれからやってみたいことなど、いろいろ貴重なお話を伺えました。

ラエムさんは子どもたちの教育を重要視しており、子どもたちには将来のためきちんとした教育を受けてほしいと望んでいます。家計が苦しい中、これまでも教育費は削らないよう努力をしてきました。
現在クルサー・リッリエイには子どもが8名、内6名がそれぞれ高校、大学に通っています。
現在大学2年生のヴティは、+oneの支援のもと大学で法律を学んでいます。ヴティはクラスで2番目の成績を修める優等生で、将来は弁護士になって弱い立場にいる人たちを助けたいという志の持ち主です。そんなヴティですが、かつて勉強が嫌になって弁護士の夢を諦めようと思うこともあったそうです。
それがここまで頑張ってこられたのは+oneの応援があったからだと教えてくれました。そうして子ども一人ひとりの様子を嬉しそうに話してくれるラエムさんも印象的でした。

+oneの支援だけではなく、ラエムさんの日々の支えがあってこそ、子どもたちの今があることは言うまでもありません。
+oneは学費だけではなく、クルサー・リッリエイの生活費も併せて支援していますが、クルサー・リッリエイと+oneとのつながりはお金だけではないところでも子どもたちを支えていることを実感できた心温まるエピソードでした。
今まで人生をクルサー・リッリエイに捧げてきたラエムさんが、お金や時間などの制約もない中で何を望むかを聞いてみたら……
返答は「特にない」でした(笑)。
でも去年は「日本に行ってみたい」とも話していたので、いつか叶えてあげたいと、一同心をひとつにしました。

子どもたちへ届ける「ドリカム企画」

子どもたちの願いを叶えたいという想いで毎年行う「ドリカム企画」。今年はWake Park Cambodiaというプール施設に行ってきました。
子どもから大人まで思いっきり遊び、笑い、はしゃぎ、時間が過ぎるのがあっという間でした。
プールに浮かぶアスレチック遊具では、大きい男の子たちが+one男性陣と一緒にチャレンジして盛り上がっていたり、年少の子の手を取って配慮しながら遊ぶ姿があったりと、
言葉を特段交わさなくても心で通じ合う、そんな気持ちを体感できる時間となりました。

また恒例の夏祭りも行いました!
施設を卒業した子どもたちもたくさん遊びに来てくれて、水鉄砲で水しぶきを浴びてはしゃぐ姿は、昔一緒に遊んでいた頃と変わらず嬉しくなりました。
大人になりつつある子どもたちと昔と変わらず遊べる時間は実に感慨深く、長年支援してきた醍醐味を感じる瞬間です。
来年は何をして遊ぼうか、そんなことを考えるのも楽しみです。

年に一度、カンボジアの「家族」に会える2日間はあっという間でした。
寄付金という形で支援し続けること、年に一回会うことで絆をつないでいくこと、その両方が大切だと私たちは考えています。
子どもたちへの支援を続けるために、+oneはこれからも活動を続けていきます。

たくさんのメンバーやサポーターの皆様。国内イベントに参加してくださる方、寄付してくださる方々のおかげで+oneの活動を続けることが
できています。
本当にありがとうございます。今後とも、+oneをよろしくお願いいたします。

+one 栗田倫・原美沙子・秋山純一)