訪問先
カンボジア
訪問期間
2021/11/21~2021/11/21

私たち+one(プラスワン)は、毎年2月にカンボジア・シェムリアップの孤児院「クルサー・リッリエイ」へ訪問しています。しかしコロナ禍になり、なかなか会いに行くことができない状況が続いています。そのため今回の訪問は、オンラインツアーという形で2021年11月21日に開催することになりました。

オンラインカンボジアツアーのコンセプトは「Smile Together」。一緒に笑い合い、不安や困難を忘れて、みんなが笑顔になれるような時間を作れるよう想いを込めました。

トー・ラエムさんとの会話

まずは、孤児院のお母さんであるトー・ラエムさん、帳簿を管理しているプッレアさんのお二人にお話を伺いました。今の孤児院やカンボジアがどんな状況なのか、困っていることはないか、現状を聞くと、コロナ禍になってから出費が増えているそう。

食べ物の値上げや市場閉鎖のため遠くまで買い出しに行ったり、万が一のための呼吸器の購入など、影響をさまざま受けていました。

それでもトー・ラエムさんは、私たちを心配させないためなのか、困ったことはないと笑顔でお話をしていました。久しぶりに会ったメンバーに涙したり、一人ひとりに「ありがとう」と日本語で伝えてくれる場面も。トー・ラエムさんの温かく、優しさのあふれた人柄が伝わり、和やかな時間になりました。

子どもたちとの再会と楽しい遊び時間

今孤児院にいる子どもたちだけでなく、大勢の卒業生たちが私たちに会いに来てくれました。久しぶりの再会に、みんな興奮が止まりません。そして、+oneの新メンバーの自己紹介でも、子どもたちは歓喜の声で歓迎してくれました。

その後、参加メンバーを3つの班に分け、各班ごと子どもたちとゲームをしました。

一つは「Who is she/he?」。後ろ姿を見て+oneメンバーの名前を当てるゲームです。後ろ姿だとなかなかわからないと思いきや、子どもたちが正解してくれてうれしかったです。

二つ目は「コップ積み上げゲーム」。時間制限内に、どれだけ高くコップを積み上げられるか勝負しました。お互いに真剣勝負! 大いに盛り上がりました。

三つ目は「イラスト当てゲーム」。メンバーが描いた絵を見て、何を描いたのかを当てるゲームです。個性的な絵もあり、意外と難しく、競争というよりもみんなで協力して考える時間になりました。オンラインだけど、すぐ近くに居るような感覚でした。

これからの未来へ

ゲームをした後に、子どもたちとじっくり話す機会を設けました。「今は何年生?」「将来どんな仕事をしたい?」など、彼らの現在と未来について聞きました。彼らはみな、希望に満ち溢れた眼差しで語ってくれました。
また、お別れする時には「来年も会おうね!」と約束を交わしました。

いつ直接会えるようになるのか分からない状況が続きますが、必ずやってくるその日を楽しみにしながら、私たち+oneは活動を続けていきます。
これまでたくさんのメンバー、イベントに参加してくださる皆様、サポーターの皆様、さまざまなところで支えてくださる皆様のおかげで、活動を続けることができています。心より感謝申し上げます。今後とも+oneをよろしくお願いいたします。

(+one 和田 美幸)