カンボジアツアー2012.02.10-02.13

New Stage

2月10~13日の4日間で私たち+one(プラスワン)はカンボジアを訪問してきました。 今年のツアーコンセプトは「New Stage」、 私たちは今回のツアーを私たちが支援する孤児院「クルサー・リッリエイ」を 訪問するだけではなく、カンボジアの今を見て感じて考え、 今後の+oneがカンボジアという国に何が出来るか、 また私たちは何がしたいかを感じるツアーと位置付けています。 というのも、クルサー・リッリエイには継続的に子どもたちが入所するわけではなく、 本当の家族として暮らしているため、 子どもたちが巣立っていくにつれ孤児院の規模が縮小していくからです。

カンボジアを知ろう。調査PJ

今年のカンボジアツアーを彩る新たなコンテンツ、それは調査PJです。 +oneが縁あってつながりがある団体や、 興味のある団体を見学させていただくというものです。 今回はNPO法人かものはしプロジェクトと、 だるま愛育園という孤児院を見学させていただきました。

かものはしプロジェクトではコミュニティーファクトリーの見学と ワーカーさんの実家訪問をしました。ワーカーさん本人に質問する機会もいただけ、 何より「働けることが幸せ」と瞳をキラキラさせながら語る姿に心打たれました。

だるま愛育園では、園長さんに直接お話を聞きました。 園長さんが孤児院を運営したいと思った背景には、カンボジアの悲しい歴史があり、 自分と同じ気持ちや体験を持つ子どもを少しでも減らしたいという強い使命感を感じました。

鉄は熱いうちに打て!ということで、そのあとすぐにメンバー全員で感じたことを共有しました。 今回の調査を通じて幸せとは何か、 支援とは何かをメンバーひとりひとりが考える貴重な経験となったと思います。

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やっと会えたね

待ちに待った子どもたちとの再会の時。 バスを降りると、何人かの子供たちの姿が見えます。 歓声と共に迎え入れられた先には、懐かしい笑顔たちが待っていました。 1年という時の流れは見た目は変化させますが、 中身はやっぱりかわいい子どもたちのままです。 また会える、当たり前のようでそれは特別なこと。 それは、手をつないだり抱き合ったりしている様子からありありと伝わってきます。

今年のセレモニーでは+oneから合唱をプレゼントしました。曲はKiroroの「未来へ」。 子どもたちとの未来に寄り添って共に歩んでいく、 そんな団体であり続けることを誓った瞬間でした。

Just Fun!

翌日は子どもたちみんなと遺跡巡り&西バライで過ごしました。 遺跡巡りではアンコールワットとタプロームを回りました。 メンバーは毎年有志でせわしなくアンコールワットの日の出を見に行くのですが、 今年は子どもたちと一緒にゆっくりと回ることができました。 遺跡内の名所を巡りながらお題と同じ写真を撮ったり、 みんなでおもしろ写真を撮ったり…。 アンコールワットにみんなの笑い声が響き渡りました。

午後は西バライでお昼を食べ、ゲームをしました。 昨年の洪水の影響が残っていて想像よりも砂浜が少ない… ということで急きょゲーム内容を変更するというアクシデントも。 しかしそこで大人気だったのが飴食い!小麦粉に隠れた飴玉を、 手を使わずに口だけで探します。 大人も子供も関係なくみんなで顔を真っ白にしながら 必死に飴玉を探す姿はとても微笑ましいものでした(もれなく私の顔も白くなりました)。

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来年も必ず…

西バライから帰ってくると一緒にいられる時間は残りわずかとなっていました。 残された時間はあと少しでも+oneからみんなへの愛を伝えたくて、 ツアーに参加できないメンバーから募ったメッセージビデオや +oneメンバーが乗り越えた壁のエピソードをまとめた映像を見ました。 子どもたちの真剣なまなざしがとても印象的でした。

今回+oneはクルサー・リッリエイにこれまでの寄付金よりも多額の寄付をしました。 それは、カンボジアの物価上昇を踏まえ、 より安心して生活が出来るための支援をしたかったからです。 また、昨年の洪水の被害に関しても支援をしました。 私たちの支援に対するクルサー・リッリエイのお母さんの反応は 私が想像していた以上のものでした。 言葉にならない想いが全身から伝わってきて、 私自身も涙が止まりませんでした。

子どもたちとの別れの時は毎年寂しいものですが、 私たちは来年また会えることを信じています。 涙は流すかもしれないけど、それは悲しい涙ではないと思っています。 あなたが大切な存在であること、 そして離れていてもいつも心はそばにいることを確かめあっているのだと感じました。 子どもたちにとって+oneがかけがえのない存在であるのと同時に、 +oneにとっても、 クルサー・リッリエイのお母さんと子どもたちはかけがえのない存在なのだと実感しました。

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+oneとして

たとえ、いつか新しい支援先を増やすことになったとしても、 クルサー・リッリエイへの私たちの愛が半分になるわけではないと思っています。 守りたい大切な誰かがいる。そのことは私たちを強く優しくし、 そして私たちにこれまでとは比べ物にならないほどの愛を生み出すことを可能にします。 しかし、それは一方的なものではありません。 私たちがクルサー・リッリエイのお母さんや子どもたちから 浴びるほどの愛を受け取っているからこそ、出来ることなのです。 そして、それはこれから先出会うかもしれない誰かとも 必ずそのような関係を築いていけると確信しています。

私たち+oneはこの素晴らしい仕組みをこれからも世界に伝え、 拡散していくことを誓います。 そして、来年はより多くのメンバーとクルサー・リッリエイの お母さんと子どもたちにとびっきりの笑顔で会いに行きたいと思います。 子どもたちと過ごすのは毎年たった2日間という短い時間ですが 1年分の想いと愛が詰まった濃い時間は、 血のつながりを超えた強い絆を作ってくれました。それは紛れもない事実です。

最後に、今回のツアーを作り上げる過程で関わってくださった すべての方に心からの感謝をお伝えしたいと思います。 あなたがいてくれたから、このツアーを無事に成功することが出来ました。 たくさんの笑顔、涙、感動、そして幸せをありがとうございました。

+one 2012年カンボジアツアーリーダー 石田侑希)